昨季は最多58セーブ、今季もCLで“33セーブ”と大忙し レアルの番人・クルトワの壁がでかすぎる

今季もクルトワのビッグセーブは健在 photo/Getty Images

守護神は何度もチームを救ってきた

昨季チャンピオンズリーグを制したレアル・マドリードは、ギリギリの戦いの連続だった。負けてもおかしくないゲームも多く、パリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・シティ、そして決勝でリヴァプールと、強敵との手に汗握る攻防をくぐり抜けて頂点に立った。

これに欠かせなかったのが守護神ティボー・クルトワだ。

前述したように昨季のレアルは危ない場面も多く、クルトワは昨季のCLで58回のセーブを記録している。これは昨季のCLでは最多の数字なのだ。
決勝まで戦っているため、試合数の影響でクルトワのセーブが増えるのは自然かもしれない。とはいえ、昨季のクルトワがかなり忙しかったのは試合を見ていたサポーターが一番理解していることだろう。1試合平均4.5回のセービングを記録したクルトワの存在がなければ、CL制覇は難しかった。

今季もその傾向は変わっていない。先日行われたチェルシーとの準々決勝2ndレグをレアルは2-0で制しているが、何度か危険な場面もあった。またまたそれを防いだのがクルトワだ。

クルトワは今季もCLで33回のセーブを記録しており、3番目に多い数字となっている。1試合平均にすると4.1回で、昨季同様クルトワの活躍が連覇に不可欠なのだ。

ちなみに最多はインテルGKアンドレ・オナナで39回となっているが、インテルも決勝トーナメント1回戦2ndレグのポルト戦で21本もシュートを打たれるなど我慢の展開が目立つ。

クルトワ擁するレアルは準決勝でマンCと対戦する予定となっており、その攻撃力は世界最高クラスだ。チェルシー戦以上に危ないシーンは増えると予想され、180分を戦う中でクルトワのビッグセーブが必要になる場面がくるはずだ。スペイン『as』も白い巨人の壁としてクルトワを絶賛しているが、勝ち上がり次第では今季もクルトワがCLセーブ数No.1でシーズンを終えることになるかもしれない。

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