デ・フライ、デ・リフトがベンチの脅威 182cmの若きクレバーDFまで輝くオランダ代表CB陣の層が厚すぎる

ポーランド戦に先発したティンバー photo/Getty Images

CBこそが最大のストロングポイントに

22日にネーションズリーグでポーランド代表を2-0で撃破したオランダ代表。このゲームでオランダ代表監督ルイ・ファン・ハールが3バックに指名したのはマンチェスター・シティのネイサン・アケ、リヴァプールのフィルジル・ファン・ダイク、アヤックスのユリエン・ティンバーだった。

中でも注目したいのはティンバーだ。まだ21歳と若い選手ではあるものの、所属するアヤックスの最終ラインを統率するリーダーでもある。182cmとセンターバックにしては小柄だが、体の使い方が上手い。このポーランド戦も安定したパフォーマンスでクリーンシートに貢献しており、十分にオランダ代表のスタメンを任せられる逸材だ。

このゲームではベンチにインテルのステファン・デ・フライ、バイエルンのマタイス・デ・リフトが控えていたが、今回は2人に出番がなかった。このセンターバックの層の厚さこそ今のオランダ代表のストロングポイントで、他にもニューカッスルでプレイするスフェン・ボットマンなど実力者が揃っている。

GKにはアヤックスでプレイする38歳のレンコ・パスフィールが入ったが、ティンバーとはアヤックスでも一緒にプレイしている関係だ。このあたりの連携もきっちりしており、後方から繋いでいく考えがアヤックスから共有されている。GKにパスフィールを固定するなら、ティンバーを3バックの一角に置くのも悪くない。

おそらくリーダーのファン・ダイクはスタメンに固定されるだろう。デ・フライ、デ・リフト級の実力者でもスタメンに入れない可能性があるが、この豪華すぎるセンターバック争いの行方はどうなるのか。ここの争いは世界で最も激しいと言ってもよさそうだ。

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