「プレミアリーグで最も成長した選手」と呼び英紙は絶賛 “ランパードの発明”がエヴァートンに勝ち点もたらす

中盤のプレイヤーとして生まれ変わったイウォビ photo/Getty images

リーグ初白星を獲得した

今夏の移籍市場ではエースであるリシャルリソンを引き抜かれたエヴァートン。追い打ちをかけるようにもう一人の得点源であるドミニク・カルヴァート・ルーウィンが負傷離脱しており、苦しいシーズン序盤戦となっている。それでも18日のウェストハム戦では新加入FWニール・モペイがゴールを決め、今季初白星を獲得している。

そんなエヴァートンで躍動しているのがアレックス・イウォビだ。2019年にアーセナルから加入しており、シーズンを重ねるごとにプレイタイムを増やしている。今季は開幕から全試合でスタメン出場しており、指揮官であるフランク・ランパードからの信頼は厚い。

アーセナルやエヴァートン移籍後はサイドアタッカーとして知られていたイウォビだが、今季は[4-3-3]の中盤で出場機会を得ている。勝利したウェストハム戦はイリドッサ・ゲイェ、アマドゥ・オナナと中盤でトリオを形成している。
英『Squawka』ではそんなウイングから中盤にコンバートされたイウォビを「プレミアリーグで最も成長した選手」と呼び称賛している。

ウェストハム戦での活躍は圧倒的であり、攻撃時は推進力のあるドリブルとセンスあるパスからボールを前進させ、守備時は豊富な運動量と鋭いタックルを武器に攻撃の芽を摘む。

得点シーンではイウォビのパスセンスが光った。DFに囲まれているモペイに正確な縦パスを供給しゴールにつなげている。リーグ戦ではこれで2アシスト目であり、カップ戦を含めれば今季すでに3アシストを記録している。

得点力不足が目立つエヴァートンだが、これで直近6戦無敗だ。引き分けは多いが、負けないことが重要であり、コツコツと勝ち点を積み重ねている。新加入オナナ、帰ってきたゲイェと組む中盤は魅力的であり、今季のエヴァートンの主役の一人はイウォビで間違いない。

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