レアルでは大失敗だったが…… セルビアの点取り屋・ヨビッチ迎えたフィオレンティーナは危険だ

セルビア代表のヨビッチがイタリアへ photo/Getty Images

ヴラホビッチ失っても攻撃陣は豪華だ

今冬に絶対的エースだったFWドゥシャン・ヴラホビッチをユヴェントスに引き抜かれたものの、昨季のセリエAを7位で終えたフィオレンティーナは見逃せないチームだ。

ヴラホビッチを失ってからの動きも素早く、今冬にはサイドからの仕掛けを得意とするジョナタン・イコネ、スイスのバーゼルで結果を出してきたブラジル人FWアルトゥール・カブラルを獲得。さらに今夏にはヴラホビッチと同じセルビア代表のFWルカ・ヨビッチをの獲得にも成功した。

ヨビッチはレアル・マドリードで成功できなかったが、その能力は若い頃より評価されてきた選手だ。環境が変わることでゴールを量産できるかもしれない。フィオレンティーナへの挑戦は魅力的だ。
スペイン『as』によると、ヨビッチもフィオレンティーナでの挑戦に燃えている。

「新シーズンの目標についてどれだけ話せるか分からないが、カンファレンスリーグは制したいと思っている。ここのサポーターは成功するにふさわしい。僕たちは新シーズンに向けて出来得る限りのトレーニングをしている。僕はレアルで最高の選手、監督と3年間を過ごすことができた。多くのことを学んだし、経験も出来た」

「フィオレンティーナを選んだ理由はいくつかあるが、最も重要だったのは監督が攻撃的なフットボールを望んでいたからだね。フィオレンティーナはイタリアの中でも数少ない攻撃的なチームの1つだよ」

ブラジル代表への招集経験もあるセンターフォワードのカブラルは186cmのサイズを活かし、ボールを収めることもできる。ヨビッチとの連携が上手くいけば、得点量産も夢ではない。2018-19シーズンからは16位、10位、13位と消化不良な結果に終わってきたフィオレンティーナだが、昨季は7位まで順位を上げることができた。ヨビッチ、カブラルら新生・攻撃陣とともに目指すはトップ6だ。

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