マンチェスター・ユナイテッドは今節トッテナムとのビッグマッチを迎える。
この対戦カードで思い出されるのは昨シーズンのEL決勝戦だろう。昨年は両チームともにプレミアリーグでは苦戦を強いられたが、欧州のコンペティションでは順調な歩みを見せ決勝に進出。タイトルとCL出場権をかけた大一番だったが、軍配はトッテナムに上がった。
ユナイテッドにとって今節はリベンジマッチとなるが、ルベン・アモリムは「ここにいることができて幸せだ」と語り、EL決勝に敗れたもののユナイテッドの監督を続けることができていることに感謝を語った。英『Daily Mail』が報じている。
「この機会を得られたことがどれだけ幸運なことか、誰かに理解してもらうことも重要だと分かっている。試合を見れば分かるが、我々は勝つに値したと思う。結局、勝敗は関係ない。欧州カップを制した監督が去って、もう一方が残るなんて見ていて辛いことだ」
「しかし、時にはそれが将来もっと重要なタイトルを獲得できるかどうかの分かれ目になることもある。だからマンチェスター・ユナイテッドはこう考えているんだと思う。『監督に時間を与え、状況を見極めよう』と。だから言いたいことは、このクラブでこんなに支えられて本当にラッキーだということだ」
トッテナムはELを制覇したが、アンジェ・ポステコグルーを解任し、トーマス・フランクを新監督に招聘。一方のユナイテッドはアモリム監督の続投を決断した。そんな2チームがEL決勝戦以来、初めて激突するが、アモリムは自信を覗かせた。
「どんな試合でも勝てると思っている。あらゆる試合で勝利するために、あらゆる細部にまで気を配ろう。すべてのチームがとても近い。上も下も勝ち点差が離れておらず、3週間ですべてが変わってしまう。実際そうだった。4週間前には全く違う話をしていた。だから、トッテナム戦で勝つことに集中しよう。トッテナムに勝てるか?勝てると思う。次の試合で勝つために全力を尽くすんだ」
アモリムが言うようにここまでのリーグ戦は混戦模様。首位アーセナルこそ少し離れているが、2位のマンチェスター・シティと9位クリスタル・パレスは3ポイントしか離れていない。ユナイテッドは現在4戦負けなしでその間3勝1分と調子をあげてきているが、この勢いのままにトッテナムも撃破できるか。