チェルシー、エヴァートンで挫折も…… 英2部で首位を走る坂元達裕所属コベントリーを指揮するランパード。監督を続ける原動力を明かす

コベントリーのランパード監督 photo/Getty Images

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プレミア昇格の可能性も

イングランドの2部リーグに相当するチャンピオンシップ。複数人の日本人が活躍しており、14試合を終えて首位を走るコベントリーには元セレッソ大阪の坂元達裕が在籍している。

2位のストークに4ポイントの差をつけているコベントリーを指揮するのは元チェルシーのフランク・ランパード。監督キャリアとしてはダービー、チェルシー、エヴァートンに続く4クラブ目を指揮している。

コベントリーは長くトップリーグから離れており、17-18シーズンには4部での戦いも経験している。19-20シーズンにようやく2部へ昇格し、そこからは継続してチャンピオンシップにとどまることができている。
『TheGuardian』は現在好調のコベントリーを率いるランパード監督にインタビューを実施。就任当初と現在のチームの異なる点に触れている。

「今のチームは私が望むチームに近づきつつある。前任を否定するわけではないが、就任当初のチームは自信を失っていた。明確なアイデアが欠けていたんだ。自信がないとそういうことが起きてしまう。私自身も職を失った経験があるので、理解できる」

「私の仕事はどこを改善できるのかを考えることだった。そこから私はスピードとエネルギーを持ったチーム作りをしようと務めてきた。ボール奪取や攻撃において非常にポジティブなチームになりたいと思っている」

そんなランパードの監督キャリアは順風満帆ではなかった。古巣のチェルシーでは解任を経験し、その後のエヴァートンでも首を切られている。

そのためコベントリー就任当初は記者から解説業のような安定した仕事ではなく、なぜ監督という不安定な仕事に就くのかと問われ、以下のコメントを残している。

「『なぜそんなこと(監督業)をするんだ』という質問には腹が立つ。お金が絡んでいると思われている。私は意欲的な人間なので、周囲の人間の予想を覆したいと思っている。それが私の原動力だ。ただ、それに依存するつもりはない。依存すればある時期に最高の監督でも、別の時期には最低の監督になってしまうから」

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