マンUを離れて見つけた自分の居場所 ウェールズの韋駄天が見せる守備での貢献

今季はリーズでプレイしているD・ジェイムズ photo/Getty Images

前線でのプレス回数はプレミア屈指

マンチェスター・ユナイテッドでは苦しい時間を過ごしていたものの、この韋駄天アタッカーは環境を変えたことで次第にその評価を上昇させつつあるのだろうか。マンU時代には得点力不足などを理由に各方面から批判の標的とされていたウェールズ代表FWダニエル・ジェイムズだが、彼は新たなクラブで居場所を見つけたのかもしれない。彼は今、リーズ・ユナイテッドで非常に重要な戦力となっている。

昨夏はクラブが敢行した大補強の煽りを受ける形でマンUを退団することとなったD・ジェイムズ。これが同選手にとって失意の移籍だったことは間違いない。だが、現在の彼は移籍先で非常に印象的な活躍を披露しているのだ。リーズ加入後のD・ジェイムズは持ち前のスタミナとスピードを武器に、今やリーズが敢行する守備のスイッチ役として大いに機能。まだマンU時代から指摘されていたフィニッシュワークの部分においては改善の余地が残るものの、その献身性と走力はリーズにとって大きな武器となっている。

加えて、注目したいのが彼のスタッツだ。データサイト『FBref』によると、今季ここまでにD・ジェイムズが記録しているアタッキングサードにおけるプレス回数は驚異の224回。これは現時点でプレミアリーグにおける3位の数字となっている。彼の守備面における貢献には目を見張るものがあると言っていい。
決してスーパースターではないものの、チームに必要とされている役割をきちんとこなしてリーズの貴重な戦力となっているD・ジェイムズ。各所にスターが揃うマンUではなかなか地位を向上させることができなかったものの、ウェールズの韋駄天はようやく自分の居場所を見つけたのか。スピードスターが繰り返す強烈なハイプレスは今後も必見だ。

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