トリッピアーでもディアスでもない 英メディアも称賛する冬の移籍市場で最も成功だった移籍は?

バーンリーで評価を高めるボウト・ベグホルスト photo/Getty images

すでにチームは浮上の兆しを掴んでいる

夏の移籍市場ほどではないが、プレミアリーグの各クラブは冬の移籍市場で選手獲得に奔走している。特に下位のニューカッスルは豊富な資金を獲得してからの初めての市場開幕であり、計5名の選手を獲得した。その中でもアトレティコ・マドリードからやってきたキーラン・トリッピアーは素晴らしく、サイドバックながら早くも2ゴールを決めている。

上位勢であればリヴァプールからポルトからルイス・ディアスを獲得している。移籍金はボーナスを含めて6000万ユーロとリヴァプールとしては高目な買い物となったが、すでにチームにフィットしている。早くも1ゴール奪っており、期待感のあるドリブラーがやってきた。

適応の難しいとされるプレミアに早くも馴染んでいる2人だが、元チェルシーのトニー・カスカリーノ氏は冬の移籍市場で最も成功となった移籍はトリッピアーでもなく、ディアスでもなく、バーンリーに加入したボウト・ベグホルストだと考えているようだ。

ドイツのヴォルフスブルクからやってきた197cmの大型FW。ボックス内での強さはもちろんのこと、前線でのポストプレイや献身的な守備意識が高く、非常に優秀なFWがやってきた。

「私は彼がバーンリーで上手くいくか不安だったが、すぐにフィットしてみせた。コルネとベグホルストの前線のコンビは強力で、彼らがいれば降格圏内から抜け出すことができる」

英『talk SPORT』ではカスカリーノ氏がベグホルスト加入で生まれたバーンリーの強みについて語っている。確かに、ベグホルストのポストプレイというオプションが追加されたことでバーンリーの攻撃がより怖さを増している。カスカリーノ氏がいうマクスウェル・コルネもそうだが、ドワイト・マクニールらも驚異的であり、ここから巻き返してくる可能性は十分にある。

直近5試合で2勝2分1敗と浮上のきっかけを掴みつつあるバーンリー。これは紛れもなくベグホルストの貢献が大きく、今季バーンリーが残留することになればさらなるステップアップが待っているかもしれない。

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