またアメリカの逸材がドイツへ “18歳”でMLS30試合以上こなしたパレデスの行き先

DCユナイテッドから欧州へ羽ばたくパレデス photo/Getty Images

10代から5大リーグへ向かうのは見事

アメリカ代表は世界を代表する強豪国となるのだろうか。MLSから続々と若手がステップアップを果たしている。

中でも人気の行き先の1つとなっているのが若手育成に長けるドイツ・ブンデスリーガだ。

今冬にはFCダラスより注目のアメリカ代表FWリカルド・ペピ(19)がアウグスブルクに加入。早くもブンデスリーガで3試合をこなしており、今冬の即戦力の1人だ。
これだけではない。28日、アメリカのDCユナイテッドより18歳のMFケビン・パレデスがドイツ1部のヴォルフスブルクへ移籍することになった。2026年までの長期契約となっており、MLSでも通算38試合をこなしている期待の若手レフトウイングだ。

クラブのマルセル・シェーファーSDもパレデスの素質を高く評価する。

「彼は18歳にもかかわらず、すでにトップチームである程度の経験を積んでいる。左サイドだけでなくセンターでもプレイできるし、スピードとダイナミズムをもたらしてくれるだろう」(ブンデスリーガ公式より)。

MLSから直接欧州5大リーグへ向かう選手が多いのは見事で、5大リーグでの経験は必ずやアメリカの若手選手たちに刺激を与えることだろう。それがA代表に持ち込まれることで、代表も次第に強化されていくはず。

2026年のアメリカ、メキシコ、カナダの3国共催ワールドカップに向けて着々と強化を続けるアメリカサッカー界。そのうちスタメンとベンチのほぼ全員が欧州5大リーグ組で構成することになるのだろう。急速に成長する彼らが2026年にどんな姿となっているのか楽しみだ。

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