またフランスから有望株登場か ビッグクラブが見つめるサッカー界の“モハメド・アリ”

今後のステップアップに期待がかかるモハメド・アリ・チョ photo/Getty Images

アンジェでポテンシャル見せつける逸材FW

近年、サッカー界にはパリ・サンジェルマン所属のFWキリアン・ムバッペを筆頭に、フランス出身の若手有望株が多数出現している。さまざまなルーツを持つ人々が暮らすお国柄ということもあって、それぞれ選手のタイプも実に豊富。同じポジションでも頭角を現してくる選手の個性が豊かなだけに、フランスの若手は見ていて非常に楽しい面がある。

そんなフランス産の若手タレントのなかでも、次に注目すべきはこの18歳かもしれない。その選手とは、今季アンジェで急成長を遂げているU-21フランス代表FWモハメド・アリ・チョだ。

昨季同クラブのトップチームに昇格し、2021-22シーズンはリーグ・アンで19試合に出場している同選手。現時点ではまだ2ゴールだが、そのプレイには大きな才能を感じさせるものがある。まだ若さゆえの粗削りな面を垣間見せることもあるが、フィジカルの強さを活かしたパワフルかつダイナミックなドリブルは非常に魅力的。相手を背負っている状態でも体幹の強さと華麗な身のこなしを駆使して前を向くターン技術は、すでに各方面から高い評価を得ている。仏『FootMercato』も「将来が楽しみな逸材。パリ五輪で主役となる可能性があり、ゆくゆくはフル代表でも重宝される可能性がある」と大きな期待を寄せており、将来が楽しみな逸材であることは間違いない。
そして、そんなチョに対しては欧州4大リーグの上位クラブも熱視線。英『Daily Mirror』によると、現在はトッテナムやドルトムントなどが彼の獲得に興味を示しているようで、早ければ今冬にも彼は新たな挑戦を開始する可能性が浮上しているという。備えているポテンシャルは高いだけに、移籍となれば彼がビッグクラブでどこまでやれるかは楽しみだ。

フランスから出てきた新たな才能に集まる注目。モハメド・アリ・チョ。今後サッカー界で一気にブレイクを果たすかもしれない若者の名前を、今から覚えておいて損はないだろう。

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