A・シウバを“失敗補強”と呼ぶのは早すぎた ポルトガルのゴールハンターに復調の兆し

マインツ戦では2ゴールを挙げたA・シウバ photo/Getty Images

年末からコンスタントに得点積み上げる

昨夏の移籍市場にて鳴り物入りでライプツィヒへと加入するも、序盤戦において低調なパフォーマンスが目立っていたのはFWアンドレ・シウバだ。20-21シーズンにフランクフルトで28ゴールを記録した点取り屋だが、彼が新天地で苦しい時間を過ごしていたのは間違いない。

しかし、A・シウバはようやくここから本領発揮となるのだろうか。昨年11月の中旬まではリーグ戦で2ゴールしか挙げることのできていなかった同選手だが、年末からは徐々に得点ペースを挙げてきている。第13節のレヴァークーゼン戦で約2カ月ぶりとなるブンデスリーガでのゴールを決めると、彼はそこから6試合で5ゴールを挙げる活躍を見せているのだ。

そして、前節マインツ戦でも2ゴールの活躍でチームの勝利に貢献したA・シウバ。コンスタントにゴールを奪えるようになってきた点は間違いなくポジティブと言えるだろう。今季のライプツィヒは攻撃に関してクリストファー・エンクンクに頼りがちな面もあっただけに、彼とは別に得点源が生まれるとなれば心強い。そして、そんなエンクンクもA・シウバが復調の兆しを見せていることに関しては次のように語っている。
「アンドレの状況が良くなっていることを嬉しく思うよ。マインツ戦でも彼は素晴らしい働きを見せてくれたね。枯葉本当に良いヤツで、毎日一生懸命トレーニングに励んでいるんだ。それを見ていて思うのは、彼が間違いなくトップレベルのストライカーということだ」(独『Sport Buzzer』より)

ライプツィヒで復調の気配を漂わせるA・シウバだが、果たして彼は今後もこの調子を維持することができるのだろうか。スタートダッシュはややスローなものとなったが、ポルトガルのゴールハンターはここから怒涛の逆襲劇を披露してくれるかもしれない。

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