チャンスメイカーからの華麗なる変身 得点も量産するようになった万能アタッカー

今季ライプツィヒで絶好調のエンクンク photo/Getty Images

ライプツィヒで覚醒するフランス人MF

昨季まではチャンスメイカーのイメージも強かった。しかし、RBライプツィヒに所属する24歳のアタッカーは、これからブンデスリーガ屈指の“ストライカー”としても大きく成長していくのだろうか。2021-22シーズン、ドイツで大変身を遂げつつある選手がいる。

その選手とは、フランス人MFクリストファー・エンクンクだ。2019年夏にパリ・サンジェルマンからライプツィヒへと加入し、今季で移籍3シーズン目を迎えた同選手。これまで2シーズンでの成績は一昨季が5ゴール16アシスト、そして昨季が7ゴール11アシストというものだった。これだけを見れば、彼は典型的なチャンスメイカー。実際、そのスタイルも味方のゴールをお膳立てするプレイが目立っていた。

しかし、今季のエンクンクは突如として類まれなる得点能力も見せつけるようになった。2021-22シーズン、同選手は出場した公式戦17試合で早くも11ゴールを挙げている。以前まではサイドを切り裂いて高精度クロスを供給する選択肢を取ることも多かったが、現在は自らが中央に入ってフィニッシュに絡むシーンも増えた印象だ。ジェシー・マーシュ監督がCFのポジションで起用することが増えたのも、得点量産の大きな要因。着実にプレイの幅を広げ、現在のエンクンクはボールの受け手にも出し手にもなれる選手となっている。

この活躍を受けて、ブンデスリーガ公式サイトもエンクンクのことは「ようやく見つかったヴェルナーの後釜ストライカー」と紹介している。はたして今後、ライプツィヒでエンクンクはどこまで得点を量産してくるのか。覚醒した万能アタッカーの急成長は止まらない。

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