ケイヒルいなくなっても“11連勝” 世代交代進む豪州に今の日本は勝てるのか

オマーンを撃破したオーストラリア代表 photo/Getty Images

12日の直接対決は危険だ

ワールドカップ・カタール大会へ向けたアジア最終予選3試合を終えて1勝2敗。早くも日本代表のワールドカップ出場が怪しくなってきている。

8日のサウジアラビア戦を落としてしまったことも痛いが、12日にはホームでのオーストラリア戦が控えている。嫌なムードのままグループ最大のライバルと戦うことになり、最悪のタイミングでのオーストラリア戦と言っていい。

そのオーストラリアは絶好調だ。8日には日本が敗れたオマーン相手に3-1で快勝しており、2次予選から合わせてカタール大会へ向けたアジア予選では破竹の11連勝だ。
しかもその11試合のうち、3得点以上奪ったゲームが8試合もある。格下との戦いが多いとはいえ、その攻撃力は危険だ。失点も3点に抑えられており、12日の戦いも厄介なものとなるに違いない。

オーストラリアは2018年のワールドカップ・ロシア大会にも出場していたが、当時からはFWティム・ケイヒル、MFミル・ジェディナク、DFマーク・ミリガンら代表を長く背負ってきたベテラン選手たちが揃って引退。世代交代に動く必要があったのだ。

他にも3年前のワールドカップメンバーに選ばれていたFWロビー・クルーズ、トミ・ユリッチ、MFマッシモ・ルオンゴといった選手たちも今はメンバーから漏れている。

代わりに26歳のミッティランFWアワー・メイビル、25歳のフランクフルトMFアルディン・フルスティッチ、22歳のFWダニエル・アルザニらが存在感を強めており、ロシア大会から新陳代謝を図れているチームだ。

日本もロシア大会からメンバーが一部変わったが、ここまで完璧に機能しているわけではない。予選の戦いだけを見るなら、オーストラリアの方がメンバー変更はスムーズに進んでいる。

果たして日本はライバルのオーストラリアをホームで撃破できるのか。まだ予選4試合目だが、早くも負けられない一戦だ。

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