クーマン体制ならオランダはEUROで上へ行けたか 疑問視されるデ・ブールの手腕

ベスト16を突破できなかったオランダ photo/Getty Images

グループステージは好調だったが……

仮にロナルド・クーマン体制のままEURO2020を戦っていれば、オランダ代表の未来は変わっていただろうか。そう考えたサポーターもいたかもしれない。

現在のオランダはフランク・デ・ブールが指揮しているが、これは昨夏にクーマンがバルセロナの指揮官に就任することになったからだ。デ・ブールはEURO2020を前に大役を任されることになったわけだが、結果はチェコ代表に敗れてのベスト16敗退。サポーターに後悔がないと言えば嘘になるだろう。

クーマンの下で着実に復活への道を歩んでいたオランダは、2019年にネーションズリーグ準優勝の結果を残している。このままいけばEURO2020でも好成績を収められると信じていたに違いない。

デ・ブールも2010年にオランダ代表のアシスタントコーチを経験し、アヤックスでエールディヴィジを4度制するなど結果を残している。しかし、『EuroSport』はデ・ブールにオランダ代表監督の職は荷が重すぎたと見ている。

アヤックスでの功績は見事だが、デ・ブールは国外で結果を残せていない。2016年にはインテルの指揮官に就任したが、14試合のみであっさり解任。その後指揮したイングランドのクリスタル・パレスでも5試合を指揮したのみで解任。このショッキングな解任劇により、アヤックスでの功績を忘れてしまった人もいるかもしれない。

オランダ代表監督に就任してからはワールドカップ欧州予選でトルコ代表に2-4で敗れたり、親善試合でメキシコ代表に0-1、スコットランド代表と2-2で引き分けるなど、手腕を疑われる試合もあった。

今回のチェコ戦はDFマタイス・デ・リフトがハンドで一発退場を喰らう不運があったものの、指揮官は結果で判断されるもの。オランダ代表との契約は2022年までだが、デ・ブール体制でワールドカップを目指すのは難しいかもしれない。

グループステージが好調だっただけにチェコ戦のみで判断されるのは厳しいが、オランダはこのままで完全復活を果たせるのか。非常に後味の悪い形でEURO2020を終えてしまった。

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