インテルが目をつけた新たな右SB “ベジェリン獲得”の選択肢は悪くない

アーセナルが売却先を探しているとされるベジェリン photo/Getty Images

移籍金もバーゲン価格となる可能性

今夏移籍市場にて、モロッコ代表MFアクラフ・ハキミにパリ・サンジェルマン移籍の可能性が浮上しているインテル。この取引は成立目前とも伝えられているが、果たしてネッラズーリは彼の後釜に誰を据えてくるのだろうか。

現時点で有力な候補とされているのは、ASローマのMFアレッサンドロ・フロレンツィやRCランスのジョナサン・クラウスといった選手たち。しかし、ここにきてインテルの右WB補強には新たな候補が登場している。

その選手とは、アーセナルのDFエクトル・ベジェリンだ。伊『calciomercato』によると、インテルは今後フロレンツィやクラウスに対するアプローチも継続するものの、現時点で彼らよりもこのスペイン人DFの確保に向けて熱心だという。
そうなった大きな理由の一つは、ベジェリン獲得レースの競争率の低さか。英『Daily Mirror』によると、アーセナルは今夏ベジェリンの売却プロジェクトを推し進めたいようだが、2000万ポンドとされる現在の価格設定で同選手の獲得に名乗りを上げるクラブは現れていないという。この状況が続くようであれば、これからベジェリンの移籍金が引き下げられる可能性も出てくるだろう。そうなれば、インテルにとっては好都合だ。

2020-21シーズンこそガナーズで難しい時間を過ごしたベジェリンだが、本来備えているポテンシャルは一級品。今季問題視されたクロス精度がやや気になるところではあるものの、インテルの前線中央には多少アバウトなパスでも収めてくれるFWロメル・ルカクがいる。ボックス内での競り合いに強い選手が少なかったアーセナルに比べれば、この問題点はそれほど気にならないかもしれない。

アーセナルもベジェリンの現金化を急いでいるようで、思いの外あっさりと成立するかもしれないこの取引。いきなりハキミ級の活躍を期待するわけにはいかないものの、実現すれば悪くない補強となるはずだ。

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