絶対的存在からあっという間に“4番手CB”へ ラポルテの逆襲は始まるか

ストーンズの台頭によって出場機会が減少しているラポルテ photo/Getty Images

一気に序列は低下

マンチェスター・シティの守備陣における絶対的存在。2020-21シーズンの開幕時点で、DFアイメリック・ラポルテに関してそう考えていたファンは多いだろう。彼がマンCにおける序列1番手のセンターバックであることを疑う人などいなかった。そう言っても、決して過言ではないはずだ。

だが現時点のマンCにおいて、その序列には変化が生じ始めている。なんと、ジョン・ストーンズの急成長によって、ラポルテが試合に絡めない時間が増えているのだ。カップ戦でこそスタメンの機会はあるものの、直近のリーグ戦5試合におけるフランス人DFの出番は驚くべきことに1分もない。ジョゼップ・グアルディオラ監督はここ最近、ストーンズと新加入のルベン・ディアスのコンビを重用。加えて、ストーンズが招集メンバー外となった第13節のウェストブロム戦でも、その代役を勤めたのはネイサン・アケだった。いつの間にか、ラポルテのチーム内における立場は厳しいものとなってしまったのだ。

しかし、そんなラポルテを必要とするときが来る。今でこそ4番手に甘んじることとなっているレフティーCBだが、マンCは今後必ずどこかで彼を頼ることになるだろうとクラブOBのマイカ・リチャーズ氏は主張する。英『Manchester Evening News』が伝えた。
「現在のストーンズは絶好調だね。今こそ彼のキャリアで最も良い時間なんじゃないかな。だけど、ラポルテはどんなときでも信頼できる選手だよ。左足の精度も安定しているし、困った時は必ず彼がチームを助けてくれるはずだ。ディアスとストーンズのコンビが素晴らしいパフォーマンスを披露しているだけに、付け入る隙は現時点であまりなさそうだけどね」

2019年8月には、グアルディオラ監督をして「彼こそ欧州で最高の左CB」とまで言わしめたラポルテ。現在は少し序列が下がってしまっているが、はたしてこのレフティーは今後その序列を回復することができるか。フランス人DFの逆襲劇に期待したい。

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