ビッグクラブに所属しているわけでも、将来有望な若手なわけでもない。しかし、確かな実力を持ったリーグ屈指のウイングバックがイングランド・プレミアリーグの昇格組にいる。今季ここまで7位と快進撃を披露しているシェフィールド・ユナイテッドのアイルランド代表DFエンダ・スティーブンスだ。
シェフィールドの選手といえば、よく話題となるのはGKディーン・ヘンダーソンやDFジョン・イーガンといったところか。彼らは先日、アラン・シアラー氏が選ぶ「プレミアベスト11」にも選ばれている。しかし、左サイドで出色のパフォーマンスを披露し続けているスティーブンスも忘れてはいけない存在だ。
現在29歳のスティーブンス。サッカー選手としては決して若くないが、同選手は今季プレミアで最高の左WBと言っても過言ではないほどの存在感を放っている。類稀なるボールテクニックを備えており、相手DFを嘲笑うかのような股抜きは彼の代名詞。今季はチェルシーのDFセサル・アスピリクエタもその餌食となった。時折披露するルーレットもハイレベルで、とてもWBの選手とは思えない。自陣でもトリッキーなプレイを見せるところは少々ヒヤヒヤするが、突破力に関してはリーグ随一と言っていい。
そんなスティーブンスの能力を英『90MiN』も高く買っている様子。同メディアはその攻撃力だけでなく、彼の守備面での貢献も高く評価し「プレミア最高の左WBの一人」と称賛している。
「シェフィールドファン以外の人々も、スティーブンスがプレミアで最高の左WBの一人ということを認め始めている。今季の彼は印象的だ。2ゴール2アシストを記録し、ビッグチャンス創出数も8回を誇っている。攻撃面での貢献は絶大だ。しかし、彼は守備面でも優れたパフォーマンスを披露しており、タックル成功率は60%を記録している。これは今季のプレミアDFで上位10名に入る数値。スティーブンスは守備においても欠かせない。トップWBとして必要なレベルに達していると言える。この男は過小評価されている」
プレイするクラブや年齢のせいで見逃しがちだが、実力はリーグトップクラスのスティーブンス。次回シェフィールドの試合を見る際は、左サイドで躍動するこの29歳にも注目だ。
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