ついに開幕した2020 明治安田生命J1リーグ。22日に川崎フロンターレとサガン鳥栖が相見えた。試合は、今季から導入されたVARによるゴールの取り消しなどもあり、最後まで両チームともにスコアを動かすことはできず、0-0のスコアレスドローで終了のホイッスルを迎えた。
この一戦でフル出場を果たし、鳥栖の中盤を支えたMF原川力が、試合後に川崎戦を振り返ってくれた。
ーー古巣川崎との開幕戦となりました。0-0という結果でしたが、試合を振り返ってみていかがですか
「守りながら点を取れるチャンスもあったと思いますし、そういう自分たちの流れの中で点を取れるように……。ひとりひとりのクオリティだったと思いますし、僕もシュートチャンスが2、3本あって外しているので、そこで決め切れるようにクオリティを上げていかないといけないなと思います」
ーー監督が「やりたいことが半分も出せなかった」とおっしゃられていました。ただ、そんな中でも川崎のキーとなる中盤に自由にやらせないなど、要所要所ではきっちり抑えられていたと思うのですが
「ショートカウンターが成立する場面もありましたし、そこで点が取れていないんでなんとも言えないですけど……。『ここだ!』というときに全員がスピードを上げてゴールへ向かえるように、勝負所や点の取り所というのをチームとしてもっと90分間統一させれば、もっと点を取れるかなと思います」
ーー古巣対戦ということもあり、顔馴染みの選手が多くいる中で、個人としては何か意識していたことなどはありますか
「いや、いつもと変わらないですよ。いつもの1試合とやることは変わらないので。ただ、まだ1節ですし、もっともっとコンディションも上がっていくと思いますし、より良くはなっていくかなと思います」
ーーもちろん、勝利がベストではありますが、アウェイ川崎戦で貴重な勝ち点「1」。次節へどのようにつなげていきたいですか
「サガン鳥栖の現状を考えたときに、『ホームで負けはない』という感覚を植え付けないといけないと思うので、アウェイで1ポイント取れたことをポジティブに捉えて、ホームで負けないというところをチームとして共有していきたいなと思います」
29日に行われるJ1第2節では、セレッソ大阪をホームヘ迎え入れる鳥栖。川崎戦の反省を活かし、ホームで初白星を手にすることができるのか。そして、原川が目指す「ホームで負けはない」鳥栖の姿を少しでも披露ことができるのか。今後の戦いにも注目だ。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/