香川真司もイブラ2世も止まらない! ドルトムントの”レンタル組”大爆発

ベシクタシュの香川真司 photo/Getty Images

今冬のレンタルは大正解

今冬にドルトムントを離れた者たちが好調を維持している。まずは何と言ってもベシクタシュにレンタル移籍したMF香川真司だ。トルコでのデビュー戦となった先月9日のアンタルヤスポル戦では途中出場から2得点を挙げる衝撃のスタートを切り、今節のコンヤスポル戦では貴重な決勝点を記録。改めて能力の高さを証明してみせた。

今季終了後に香川がどのような判断を下すかは分からないが、ひとまずベシクタシュ行きは正解だったと言えよう。ドルトムントでは出場機会が限られていたが、ベシクタシュではある程度出番が確保できている。日本代表復帰にも弾みがつくはずだ。

しかし注目すべきは香川だけではない。同じく今冬にフランクフルトへのレンタル移籍でドルトムントを去ったMFセバスティアン・ローデも好調だ。ローデもドルトムントで出番がなかったが、今冬に古巣フランクフルトにレンタル移籍。フランクフルトでは長谷部誠をリベロで起用するため、セントラルMFの頭数が必要になってくる。中盤のローデもその1人で、フランクフルトに移籍してからは怪我で欠場した1試合を除いて全試合に出場している。ヨーロッパリーグでも試合に出ており、早くも重要な存在となりつつある。こちらもレンタル移籍の判断は大正解だ。
ドルトムントからセルティックにレンタル移籍したサイドバックのジェレミー・トルヤンもそうだ。ドルトムントではアクラフ・ハキミがレアル・マドリードからやってきたため、トルヤンの出番は限られていた。しかしセルティックに移籍してからはリーグ戦でもフル稼働しており、スコットランド王者から学ぶことは多いはず。

スウェーデンのズラタン・イブラヒモビッチ2世こと、19歳FWアレクサンデル・イサクも忘れてはならない。スウェーデン代表の19歳もドルトムントでは出番を確保できず、今冬にオランダのヴィレムIIにレンタル移籍。リーグ戦では早くも4得点1アシストを記録しており、オランダの地で大きく飛躍しようとしている。

彼らがこのままレンタル先で出番を確保し続ければ、ドルトムントにとっては嬉しい悩みとなるだろう。レンタル移籍をしたことで風向きが変わり、香川らの評価も再び高まってきている。

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