世界最高の”スーパーサブ” P・アルカセルはベンチスタートの方がいいのか

ドルトムントのパコ・アルカセル photo/Getty Images

試合途中から投入するのが効果的か

現在ブンデスリーガの得点ランク首位に立っているのはフランクフルトFWルカ・ヨビッチ、ドルトムントFWパコ・アルカセルの2人で、両者とも10得点を記録している。しかし不思議なのは、アルカセルがほとんど先発出場していないということだ。

アルカセルが今季驚異的なペースで得点を決めているのは誰もが知っていることだが、ここまでリーグ戦で先発した機会は僅かに2回だけ。ほとんどのゲームには途中から出場し、短い時間の中で得点を決め続けているのだ。得点力の高いアルカセルをなぜ先発に据えないのかと疑問に感じているサポーターもいるだろうが、英『The Guardian』はベンチスタートの流れは今後も続くのではないかと予想している。

現在アルカセルは28分に1点決めている状況で、これはスーパーサブとしては何とも頼もしい数字だ。同メディアは疲労の色が見えてくる後半にアルカセルを投入した方が相手DFを苦しめられるのではと考えているようで、今のところ後半途中からアルカセルをピッチに送り出すのが有効な手となっているのだ。試合展開にもよるが、後半の方がスペースは見つけやすくなる。前半はマリオ・ゲッツェを先発させるなど相手を走らせ、やや鈍くなってきた60分あたりからアルカセルを投入するのが最も有効な起用法と言えるかもしれない。

選手は誰もが先発したいと考えるものだが、さすがにこれだけ途中投入から得点を量産されるとスーパーサブの役割を任せたくもなる。同メディアはアルカセルがバルセロナで90分間プレイする機会がほとんどなかったため、90分戦い抜くうえでのコンディションなどを指揮官ルシアン・ファブレが気にしているのではないかとの見方も示している。

ここまでアルカセルが決めた10得点のうち、6得点は80分以降に生まれている。それも試合の決着をつけるような得点が多く、アルカセルの得点で勝ち点を稼ぐことができているのは事実だ。試合途中からゲームの空気に溶け込んでゴールを決めてしまうのは難しい作業だが、アルカセルは世界最高のスーパーサブFWと言えよう。

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