吉田の新上司は”オーストリアのクロップ”!? ハイテンポサッカーに変化か

サウサンプトンの指揮官に就任したハッセンヒュッテル photo/Getty Images

ライプツィヒでは好成績を収めた

成績不振を理由にマーク・ヒューズを解任したサウサンプトンは、後任にオーストリア人指揮官ラルフ・ハッセンヒュッテルを指名した。51歳のハッセンヒュッテルといえば、やはりライプツィヒをブンデスリーガ上位に押し上げた功績が印象的だ。現役時代は目立った成績を残せなかったが、指揮官としては明確なビジョンを持つ人物として注目を集めている。

英『Squawka』はハッセンヒュッテルがどんな指揮官なのかを紹介しているが、ライプツィヒではハイテンポなサッカーで成功を収めた。システムは[4-2-2-2]と呼べる形を取り、攻守の切り替えを高めた攻撃的なサッカーだ。現在リヴァプールでプレイするMFナビ・ケイタもその特徴に合う選手だった。

同メディアは、そんなアグレッシブなスタイルからハッセンヒュッテルのことを「オーストリアのユルゲン・クロップ」と呼んでいる。ハッセンヒュッテル自身もクロップと似た部分があると語っていたことがあり、サウサンプトンでもその哲学は続けられるのだろう。
「目標はボールを奪い、素早く切り替えて10秒以内に前方へ展開することになる。もちろんどこでボールを奪うかにもよるがね」

これも以前ハッセンヒュッテルが語っていたこととして紹介されているが、出来る限り少ないタッチで素早く前進することがハッセンヒュッテル流の肝となる。選手たちはこれまで以上にハードワークする必要が出てくるだろう。

またライプツィヒは若い選手を軸に戦ってきたチームで、ハッセンヒュッテルも若手の扱いには慣れているはずだ。サウサンプトンでも積極的に若手が起用されていくことになるかもしれない。サウサンプトンでは残留を確保するという難しいミッションに挑むことになるが、プレミアの舞台で印象的な成功を収められれば指揮官としての評価は大きく上がることだろう。

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