アーセナルファン絶望 ダービーの主審がまさかの“あの人”だった[動画アリ]

ディーン氏はレッドカードが多いことでも有名だ photo/Getty Images

アーセナルの天敵と言われるマイク・ディーン

今週末、プレミアリーグ一番の見どころといえば、アーセナルとトッテナムのノースロンドンダービーだ。3位トッテナム(勝点30)は先週末に同じロンドンのチェルシーを圧倒したことで波に乗り、このままの勢いでリヴァプールとマンチェスター・シティを追い上げたいところ。5位アーセナル(勝点27)も先週末はアウェイで勝利を手にし無敗記録を伸ばしており、この一戦に勝利すれば得失点差で最大のライバルを追い抜くことができる。どちらにとっても負けられない6ポインターというわけだ。

しかし今、グーナー(アーセナルファン)たちは不満をあらわにし、絶望し、怒り心頭である。なぜか。それは、この重要なダービーの主審が、アーセナルの天敵とも言われるマイク・ディーン氏に決まったからだ。

ディーン氏が裁く試合では、アーセナルの勝率が著しく低いことが話題になる。しかも、アーセナルに不利なジャッジを下すことも少なくない。チェルシーFWジエゴ・コスタとアーセナルDFガブリエウ・パウリスタの小競り合いが起きた2015年9月のチェルシー戦では、先にローラン・コシェルニーの頬を叩く挑発行為をしたコスタをイエローカードに留めたのに対し、ガブリエウに対しては足の裏でコスタを蹴ったとしてレッドカードを提示(後日、コスタに対してはFAより3試合の出場停止処分)。2017年12月のWBA戦では、明らかに故意ではないアーセナルDFカラム・チェンバーズのボックス内のハンドに対してPKを宣告。この判定により、アーセナルはドローに持ち込まれているが、後日ディーン氏はこの判定が間違いであることを自ら認めた。
加えてディーン氏には「トッテナムファンなのではないか」との疑惑が付きまとう。有名なのは2012年4月の同じノースロンドンダービー、または2015年の11月のトッテナム対アストン・ヴィラで、トッテナムのゴールをどう見ても喜んでいるといったものだ。

これらの理由からグーナーたちはディーン氏を蛇蝎の如く嫌っており、二度とノースロンドンダービーを裁かせないでくれと署名運動をしたこともある。しかし彼らの願いは届くことなく、再び“天敵”がダービーの命運を握ることになった。

「マイク・ディーンは明らかにアーセナルの敵だ。僕たちが没落した避けられない原因になったことを楽しんでいるかのようだ」

「なんでノースロンドンダービーを裁くことが継続されるのか、わからないよ」

「ディーンがゲームを決めるのを見るためにアメリカから行くことになるなんて、信じられない!」

英『Daily Mail』は、このようなグーナーたちのツイッターによる悲痛な叫びを紹介している。アーセナルは今季から監督がウナイ・エメリに代わっており、現在のノースロンドンの力関係を占う上でも重要な一戦となるが、果たしてディーン氏のジャッジはいかに。



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