バルサからスペイン人選手が消えていく 10年で変わってしまった環境

バルセロナのピケ photo/Getty Images

今季はリーガ最低の人数に

今でもバルセロナは世界トップレベルの強豪クラブだが、ここ数年の間にチームの形は大きく変わった。スペイン『MARCA』が嘆いているのは、スペイン人選手の減少だ。例えば2012-13シーズンのメンバーを見ると、スペイン人選手は合計16名。シャビ・エルナンデスやセスク・ファブレガス、カルレス・プジョル、ペドロ・ロドリゲス、イサーク・クエンカ、アンドレス・イニエスタらが在籍しており、当時はスペイン代表の大半をバルセロナの選手が占めていた。

しかし、現在のバルセロナではスペイン人選手が7名となっている。セルジ・ロベルト、ジェラール・ピケ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ブスケッツ、デニス・スアレス、ムニル・エル・ハダディ、セルジ・サンペールの7名だが、同メディアによればスペイン人選手の数はここ10年で最低の数字になっているという。2008-09シーズンは8名で、そこからカンテラ(下部組織)の選手を引き上げる形で徐々に増やしてきたのだ。それが2013-14シーズンからどんどん減ってきている。

またリーガ・エスパニョーラ全体で見ても、スペイン人選手7名の数字はアトレティコ・マドリードに並んで今季最低の数字となっている。いつの間にかバルセロナは多国籍軍団となり、特に前線は南米の選手が中心となっている。それでも勝てているから問題はないのだろうが、チームの形が変わってしまったことを残念に思っているサポーターも多いだろう。今となってはカンテラ出身者が居場所を見つけるのは困難になってきている。

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