パウリーニョはなぜバルサを離れるのか W杯で大きく評価を上げた大型DFの存在がポイントに

バルセロナを離れるパウリーニョ photo/Getty Images

今夏にアルトゥールが加入でパウリーニョは中国へ

昨年夏に中国からバルセロナへやってきたブラジル代表MFパウリーニョは、1年で中国の広州広大に復帰することになった。この決断に驚いた人もいるかもしれない。パウリーニョはブラジル代表でも主力で、バルセロナでのパフォーマンスも決して悪くなかった。7月中に30歳を迎えるが、まだまだ欧州でプレイすることは可能だろう。

しかし、バルセロナのEU圏外枠が1つの問題となった。バルセロナにはブラジル代表のフィリペ・コウチーニョ、コロンビア代表のジェリー・ミナに加え、先日グレミオからブラジル人MFアルトゥール・メロ獲得を発表している。アルトゥールは来年1月に合流との見方もあったのだが、バルセロナは今夏に前倒しした。

英『METRO』は当初2017-18シーズンに377分しかプレイしなかったセンターバックのミナがクラブを離れるとの予想があったものの、ロシアワールドカップで3得点を記録した印象的なパフォーマンスからクラブの考えが変わったと伝えている。パウリーニョがクラブを離れることでコウチーニョ、ミナ、アルトゥールのEU圏外枠3人を守ることができる。
アルトゥールはブラジルのイニエスタとも呼ばれる逸材で、スペイン『MARCA』はアルトゥールがそのままパウリーニョの位置に入ると予想していた。2017-18シーズン限りでアンドレス・イニエスタもクラブを去っているため、新シーズンのバルセロナは大きく変わることになる。

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