プレミアリーグ第26節でウェストハムに0-1で敗戦したアーセナル。これがアーセナルにとって今季のホーム初黒星となったが、クラブレジェンドであるポール・マーソン氏は優勝争いに大ダメージを与える結果だと考えているようだ。
現在首位のリヴァプールが前倒しで行われた第29節のアストン・ヴィラ戦(1-1)に引き分けたことで2位のアーセナルにとって今節は勝ち点差を縮めるチャンスだっただけに痛い敗戦に。同氏は英『Sky Sports』にて優勝争いは「100万%終わった」と主張し、次のように続けた。
「アーセナルはリヴァプールに追いつけない。彼らにはフォワードがいないからだ。17歳の若手FWヌワネリは将来有望だが、今日は苦戦していた。私の意見では、(レアンドロ)トロサールは脇役だ。アーセナルがリーグ優勝できる可能性はまったくない。たとえリヴァプールがマンチェスター・シティ戦で7-0で負けたとしても、アーセナルは優勝できない」
「今日見た限りでは、彼らはシーズン終了まで苦戦を強いられるだろう。彼らには12試合残っているが、そのうち半分勝てれば良い方だ。彼らには前線に何もない。彼らは無力だ。センターフォワードは芸術のようなものだ。誰でもいいからそこに立たせればいいというものではない。ノッティンガム・フォレストに勝てるとは思わない。もし勝てたら、私はショックを受けるだろう」
「正直に言うと、アーセナルは先週は幸運だった。0-0の時点では、レスターはまともに見えた。メリーノがピッチに入り、素晴らしいゴールを2つ決めた。しかし、センターフォワードはプレイするのが難しいポジションで、そういう選手は多くない」
「ただ人をそこに放り込んで、魔法のようなことを期待するなんて、私には信じられない。彼はまるで不器用な選手のようだった。彼を侮辱するつもりはない。彼は中盤の選手だ。そんなことはできない。私は今、アーセナルのことを心配している」
ブカヨ・サカやガブリエウ・マルティネッリが復帰するまでにはまだ時間がかかり、ガブリエウ・ジェズスとカイ・ハフェルツは今シーズン絶望の負傷でチームを離れている。アーセナルの攻撃陣の火力は今後も課題の1つとなるが、ミケル・アルテタは解決策を見つけることはできるだろうか。