昨季得点王の古橋に何が 17戦6ゴールは緊急事態なのか「昨季の古橋はPA付近でパスを受けることが多かったが……」

セルティックのエースである古橋 photo/Getty Images

今季はペナルティエリア外からの仕掛けも目立つ

昨季スコットランド国内リーグで得点王のタイトルを獲得したセルティックFW古橋亨梧の数字が上がってこない。

今季はチャンピオンズリーグ・グループステージで2ゴールを挙げたものの、国内リーグでは17試合で6ゴールに留まる。開幕から5試合で4ゴールと立ち上がりは良かったのだが、そこからペースが落ちてしまった。

考えられる理由の1つとしては、指揮官がアンジェ・ポステコグルーからブレンダン・ロジャーズに交代したことか。やはり監督が代われば戦術も変わるものだ。英『Celtic Analysis』は今季の古橋が良い位置でボールを受けられていないのではと見ている。
「昨季の古橋は90分平均0.99ゴールを記録していたが、今季はこの割合が0.45ゴールまで低下している。昨季の古橋はペナルティエリア付近でパスを受けることが多かったが、今季はそのような得点圏でボールを受けていない」

昨季の古橋は攻撃の組み立てに関与する機会も限られており、フィニッシュに特化したストライカーとしてチームに貢献していた。例えば昨季はリーグ戦で88本のシュートを打っているが、ペナルティエリアの外から打ったシュートは僅か5本のみ。徹底してペナルティエリア内で勝負をかけており、そこに味方もボールを提供していた。

しかし、今季はペナルティエリア外からのシュートが早くも12本記録されている。1試合平均のシュート数に大きな変化はないが、理想の形でシュートに持っていく機会は不足していると言えるか。

すでにCLは敗退が決まってしまい、再びセルティックは国内支配の目標へ向かうことになる。古橋には得点量産で再びの得点王を狙ってほしいところだが、ロジャーズ体制でもペースを上げられるか。

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