ロック界随一の熱狂的シティ・ファンのお墨付き 試合を重ねるごとに増すストーンズの評価

熱狂的なシティファンとして知られるノエル・ギャラガー photo/Getty Images

絶好調のストーンズ

CL準々決勝1stレグ。ホームでバイエルン・ミュンヘンを3-0と圧倒したマンチェスター・シティ。GKエデルソン・モラエスのスーパーセーブもいくつかあったが、試合全体を通してシティが圧倒していた。その要因の1つが、指揮官のペップ・グアルディオラが最近使用しているジョン・ストーンズをロドリの脇に配置する戦術だ。

今までもオレクサンドル・ジンチェンコやジョアン・カンセロ、カイル・ウォーカーなどSBが中に入る「偽SB」戦術で、ロドリをサポートする配置をとっていた。しかしストーンズは押し込まれた守備時は本職であるCBにポジションを取るので、最近はこのシステムは「偽CB」と呼ばれている。

今のシティで重要な役割をシーズン終盤に来て任されているストーンズを、シティの大ファンとしても有名な元オアシスのノエル・ギャラガーは絶賛。英『Daily Mail』にてこうコメントしている
「彼は北の王だ。私たちはジョン(・ストーンズ)が大好きだ」

ノエル・ギャラガーのマンチェスター・シティ好きは有名であり、クラブ史上初のリーグ連覇を果たした2019年は優勝後に、ロッカールームを訪れ、選手らとともにオアシスの名曲である『Wonderwall』を熱唱するほど。この日のストーンズは中盤でのビルドアップの役割だけではなく、セルジュ・ニャブリやリロイ・サネとの対人守備においても力を発揮し、ルベン・ディアスやマヌエル・アカンジ、ネイサン・アケと共にクリーンシートでの勝利に貢献した。

ノエルは「彼は、1980年代ACミランのような偉大なヨーロッパのチームが生み出した選手のように見える。いま彼を獲得するには2億ポンドの費用がかかるだろう」と黄金期のACミランを引き合いに出し、ストーンズを絶賛している。この試合で最優秀選手賞を獲得したストーンズは、これからも話題の中心になりそうだ。

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