ラリン、A・デイビスら急激パワーアップのカナダが目指す《北中米No.1》 迫る6月決戦は見逃せない

W杯カタール大会も経験したカナダ代表 photo/Getty Images

アメリカ、メキシコを超えられるか

36年ぶりに出場したワールドカップ・カタール大会では残念ながらグループステージ3連敗となったが、近年はカナダ代表が力をつけてきている。

バイエルンDFアルフォンソ・デイビス、リールFWジョナサン・デイビッド、バジャドリードFWサイル・ラリン、カタール大会でも自慢のスピードを披露したMFタジョン・ブキャナンなど、チームは勢いに乗っている。

そんな彼らに必要なのは、チームに自信をつけるタイトルだ。
日本での注目度は高くないかもしれないが、現在北中米ではCONCACAFネーションズリーグが進行中で、グループステージの戦いが終了。6月に準決勝と決勝が行われるが、カナダもベスト4にきっちり残っているのだ。

準決勝はアメリカVSメキシコ、カナダVSパナマのカードとなっており、カナダには優勝を狙うだけの力がある。伝統となってきたアメリカVSメキシコの争いに割って入ることも十分に可能で、北中米の戦力図が塗り替えられる1つのきっかけになるかもしれない。

カナダは29日に行われたネーションズリーグ・グループステージ第3節のホンジュラス戦を4-1で制しており、カナダのBMOフィールドには多くの観衆が詰めかけた。これでカナダはホーム7連勝、さらに15戦連続無敗と、サポーターも勝ち続けるチームに酔いしれている。

このネーションズリーグが終わると、同月にはゴールドカップがスタートする。こちらもカナダが狙うは優勝で、今夏は北中米の戦いに注目してみるのも悪くないだろう。

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