アーセナル時代の輝きをもう一度 仏の地で二桁得点に迫る“34歳”のA・サンチェス旋風

マルセイユで活躍するサンチェス photo/Getty Images

チリの英雄が再び輝く

国内カップではパリ・サンジェルマンを撃破し、リーグ・アンでも2位につけている好調マルセイユを引っ張るのは、34歳のFWアレクシス・サンチェスだ。

サンチェスはバルセロナ、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、インテルとビッグクラブを渡り歩いてきたチリの英雄だ。

だが、数字だけを見れば近年は苦戦傾向にあった。始まりは2018年に移籍したマンUで、ここで思うような結果を残せなかった。その後インテルへ移籍したものの、インテルではロメル・ルカクとラウタロ・マルティネスの2トップがファーストチョイスになっており、サンチェスは3番手FWの立ち位置だった。
年齢的にもピークは過ぎたとの見方もあったが、昨夏に移籍したマルセイユで再び評価が上がってきているのだ。

ここまでリーグ戦では9ゴールを記録しており、二桁得点は目前だ。マルセイユでは先発を任される機会がほとんどで、頼れるベテランFWとしてチームを引っ張っている。

伊『Gazzetta dello Sport』もサンチェスの復活を取り上げており、インテル時代よりも状態が良くなっていると称える。

「サンチェスは生涯マルセイユでプレーしていたかのようだ。フィジカル面ではインテル時代よりも優れており、リーグ・アンで 9 ゴール、チャンピオンズリーグで 2 ゴール、国内カップ戦で 2 ゴールの合計13 ゴールを記録している。ファンにとって彼はアイドルだ」

仮にリーグ戦で二桁得点を記録したとなれば、24ゴールを奪ったアーセナル時代の2016-17シーズン以来となる。あのシーズンを境に苦しい時間が続いていたが、そこから抜け出すときがきたようだ。

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