以前までなら試合が見られた!?  高すぎる北中米W杯の駐車場料金

北中米W杯の決勝で使用されるメットライフスタジアム photo/Getty Images

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最低でも約1万1600円か

出場国が32カ国から48カ国に増え、注目を集める2026 FIFAワールドカップ(北中米W杯)。以前、高すぎるチケット価格が話題となったが、ファンの現地観戦における「高額な費用」はこれだけではなかった。「法外な駐車料金」との見出しで、北中米W杯の交通手段事情について取り上げたのが米『The Athletic』だ。

同メディアによると、現時点でW杯が開催されるスタジアム近郊の駐車場において、FIFAが試合開催日の車1台あたりの利用料金を75ドル(約1万1600円)から175ドル(約2万7000円)に設定しているとのこと。これはW杯過去大会の一部のチケット価格を上回る金額だという。FIFAはすでにチケット所有者に向けて駐車場の公式ウェブサイトも立ち上げており、北中米W杯を商業化するための新たなプラットフォームとなるようだ。

北中米W杯の開催都市の多くは、スポーツファンが利用する公共交通機関のインフラが整っておらず、アメリカの人々は試合会場まで車を利用するのが一般的とのこと。ただ一方で、その都市の駐車場や交通事情は長年の課題となっているようで、夏に開催されたクラブW杯でも一部の都市で問題が浮き彫りとなっていた模様だ。同メディアは北中米W杯の際にも「物流上の悪夢」となる可能性を指摘している。
同メディアは「2026年W杯はFIFAにとって次の金のなる木」とも取り上げているが、放映権やチケットの高騰など、近年よりビジネス色が強くなってきたのは確かかもしれない。

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