今のドイツ代表では2026W杯制覇は無理? ルクセンブルクに2-0勝利の内容に国内メディアは辛口「より強い相手を苦しめることは出来ない」

ルクセンブルクに勝利したドイツ photo/Getty Images

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最終節のスロバキア戦へ不安も

14日に2026ワールドカップ欧州予選でルクセンブルク代表を2-0で撃破し、勝ち点を12に伸ばしたドイツ代表。格下のルクセンブルクから確実に勝ち点3は稼いだものの、目の肥えたドイツのサッカーファンを納得させるには不十分だろう。

ドイツの目標は常にワールドカップ優勝にあるが、独『Bild』は今の実力では到底無理と辛口だ。

「ルクセンブルクには2-0で勝利したが、前半の内容は驚くほど低調だった。3試合連続のクリーンシート、予選4勝目という事実が内容を隠してしまっている。次の予選最終節・スロバキア戦には引き分けてもワールドカップへ進めるが、こんな調子で優勝はほぼ不可能だろう。代表監督ナーゲルスマンにもプレッシャーがかかっており、彼はチームを真の世界王者レベルへと引き上げなければならない」
同メディアはいくつか問題点を挙げているが、まず無失点で終えた守備だ。結果的には無失点だったが、センターバックを組んだヨナタン・ターとヴァルデマール・アントンのプレイは安定感に欠け、右サイドバックに入ったリドル・バクも守備には不安があるとの評価だ。やはり右サイドバックにはジョシュア・キミッヒを回すしかないか。

また、中盤の支配力にも不安が残る。前半はルクセンブルクの積極的なプレスに苦しんだところがあり、ナーゲルスマンも「相手にプレッシャーをかけられるシーンが多かった」と認めている。

さらに同メディアは攻撃面についても「攻撃はダイナミックさに欠け、特に前半は明確な解決策が見えなかった。ナーゲルスマンが代表キャンプで攻撃的なトレーニングに重点的に取り組んだにも関わらずだ。このプレイでは、より強い相手を苦しめることは出来ないだろう」と指摘。

つまりは守備から中盤、攻撃まで全てに注文がつけられたことになり、今の完成度でW杯優勝は無理と評価されてしまっている。

そしてまずは出場権を確実なものとしなければならない。今予選のドイツは初戦でスロバキアにアウェイで0-2で敗れており、現在首位のドイツと2位スロバキアは勝ち点12で並んでいる。17日の最終節ではホームにスロバキアを迎えることになり、ここでの負けは絶対に許されない。

ルクセンブルク戦の内容から、またスロバキアにやられてしまうのではと不安に感じているサポーターも少なくないだろう。ホームで戦えるのは利点だが、ドイツは改めて自分たちがワールドクラスのチームであることを示せるだろうか。



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