2002日韓W杯でイタリアならブラジルに勝てた? 当時のエース・ヴィエリに残る後悔「ブッフォン、マルディーニ、なぜこのメンバーで優勝できないんだよ?って」

日韓大会のイタリアは疑惑の笛にも泣いた photo/Getty Images

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当時のメンバーなら2002、2006と連覇も可能だったかも

インテルなどで活躍した元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリには、キャリアの中での後悔がある。

それが2002、2006のワールドカップだ。イタリアは2006のワールドカップを制したが、ヴィエリはメンバーに入っていなかった。2002年の日韓大会では前線の主力だったが、日韓大会は疑惑の判定等もあってベスト16で韓国代表に敗北。ヴィエリにとっては苦い2大会だったと言える。

今回ヴィエリは同じく元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティと一緒にポッドキャスト『Supernova』に出演し、日韓大会のメンバーがかなり豪華なものだったと振り返っていて、当時は優勝したブラジル代表と決勝で戦いたかったのだという。
「当時の代表チームを見ながら自分に言い聞かせてた。なぜこのメンバーで優勝できないんだよ?ってね。我々には世界最高のGK(ブッフォン)がいたし、その前にカンナバーロ、ネスタ、そして当時彼らよりも優れていたマルディーニだっていた。前線には私、トッティ、インザーギにデル・ピエロ、モンテッラ、いずれもセリエAで通算150ゴールを決めた選手たちだ。それにディ・ビアージョ、ガットゥーゾ、どうして負けたんだろうね。対戦相手を見ても我々に勝てるチームは見当たらなかったから、ブラジルとの決勝に行けたはずだ。でも、ブラジルは我々より少し強かったかな。リバウド、ロナウジーニョ、そしてロナウド、プレイステーションだね」

トッティも「我々の世代はあまりにもレベルが高かった。あの時ほど多くのチャンピオンが同時に出てくるなんて考えられない」と振り返っているが、メンバー的には日韓大会と2006年のドイツ大会を連覇できたかもしれない。

ちなみにヴィエリは怪我の問題さえなければ、2006年大会はインザーギに代わって自分が行くべきだったとの考えも明かしている。当時はトッティに加えてデル・ピエロ、ジラルディーノ、ルカ・トーニもいた。2006年大会ではトーニがエースとなっていただけに、ヴィエリでも出番を掴むのは厳しかったかもしれない。それほど当時のイタリアは全ポジションが豪華だった。



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