得点の52.9%をムバッペが決めている レアルで進む“ムバッペ依存”と、進まない攻撃のローテーション

レアルを指揮するX・アロンソ photo/Getty Images

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G・ガルシアの出番も増えないまま

4日にはチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第4節でリヴァプールに0-1で敗れ、5日後に行われたラ・リーガ第12節のラージョ戦はスコアレスドローに終わり、2試合連続で無得点に終わったレアル・マドリード。

まだリーグでは首位を維持しているが、スペイン『as』は今月の代表マッチウィークの間にいくつか修正すべき点があると指揮官シャビ・アロンソにメッセージを送っている。

攻撃面で気になるのは、キリアン・ムバッペ依存だ。ここまでムバッペは全コンペティション合わせて18ゴールを決めているが、これはチーム全体34ゴールのうち52.9%にあたる多さだ。
アロンソがムバッペに得点部分を依存しているのは明らかで、ほとんどローテーション出来ていないのが気がかりだ。今夏のクラブワールドカップでは21歳と若いFWゴンサロ・ガルシアがブレイクしたが、ここまでリーグ戦では96分しか出番を与えられていない。

ブラジルの若きFWエンドリックに至ってはリーグ戦で11分のみ。今冬にレンタル移籍することが濃厚となっており、アロンソのプランには入っていないようだ。

特に同メディアはガルシアの出番が少ないことに納得していないようで、今のレアルを「クロスは多いがゴールは少ないチーム」と表現している。ムバッペもヴィニシウス・ジュニオールもヘディングシュートは得意としていないため、サイドからクロスを上げてもゴールに繋がるケースが少ない。今季リーグ戦でヘディングからゴールを奪ったのはMFアルダ・ギュレルの1点のみ。

2023-24シーズンには前線でターゲットになれるFWホセルがいたが、現在のレアルにはホセル役をこなしてくれるFWが不足している。ガルシアは空中戦でも勝負できるタイプではあるが、アロンソはほとんど出番を与えていない。

ムバッペ依存はシーズン後半戦に問題となる可能性があり、ローテーション策を含めアロンソにはプランBが求められている。



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