本命イラオラ、次点コンパニ シティ首脳陣が密かに進めるグアルディオラ監督の後任人事

シティのグアルディオラ監督 photo/Getty Images

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今シーズン限りで退任の可能性浮上

数日前、イギリスメディア『THE TIMES』が気になるニュースを報じた。それによれば、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が今シーズン限りでの退任を検討しているという。最終的な決定には至っていないものの、指揮官の心は2027年6月末までとなっている現契約を解消してクラブを去る方向に傾きつつあるとも同メディアは報じている。

これに対してシティ首脳陣は全力でグアルディオラ監督の慰留に努める一方、万が一説得に失敗した場合に備えて後任の候補者選びに着手し始めたようだ。そして、イギリスメディア『Teamtalk』のフレイザー・フレッチャー記者によればボーンマスのアンドニ・イラオラ監督が候補者リストの最上位にランク付けされているという。

イラオラ監督は、現役時代アスレティック・ビルバオで公式戦406試合に出場したバスク地方のレジェンドの一人であり、ボーンマスの指揮官には2023年6月に就任。前線からのハイプレスとボール奪取後の鋭いカウンター攻撃を武器にしたチームスタイルを確立し、昨シーズンのプレミアリーグではクラブ史上最高タイとなる9位フィニッシュを達成した。シティ首脳陣としては、チームのさらなる成長のためには現代サッカーのトレンドに合致したスタイルを志向する指揮官の招聘が必要との考えなのかもしれない。
また、彼らはイラオラ監督の次点としてバイエルン・ミュンヘンのヴァンサン・コンパニ監督も候補の一人に加えているという。シティのクラブ史上屈指の名選手だった現役時代の経歴に加えて、欧州屈指のビッグクラブであるバイエルンで昨シーズンのブンデスリーガ優勝など確実に結果を出している点を評価しているようだ。

グアルディオラ監督は、後任人事の混乱を避けるため、自身の進退についてはなるべく早く結論を出す方針であるという。稀代の名将の決断は、シティ首脳陣をはじめ多くの人々に大きな影響を及ぼすことになるだろう。

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