まだリーグ・アンで“枠内シュート0”…… 日本代表でも救世主候補だったオナイウが大苦戦している

トゥールーズでプレイするオナイウ photo/Getty Images

昇格組としてチームは躍動している

15日にアンジェを3-2で撃破し、順位を9位まで上げてきたトゥールーズ。昇格組ながらリーグ・アンで印象的な戦いを披露しており、序盤ながらTOP10入りは十分な成績だろう。

やや残念なのは、まだ日本人FWオナイウ阿道にゴールが生まれていないことだ。ポジションを確保できていないところがあり、ここまでは195分間しか出場できていない。

シュートの方はリーグ戦8試合で5本打っているが、枠内に飛んだのはゼロだ。リーグ・アンでのプレイは貴重な経験となり、ここから再びの日本代表入りへ繋げるのが理想的だ。しかし、ここまでは上手くいっていない。
代表では昨年6月にデビューし、3ゴールと結果も残している。1年前は今よりもセンターフォワード争いが混沌としており、大迫勇也を脅かす存在が出てくるか注目されていた時期だった。フィジカルも強い26歳のオナイウにも期待がかかっていたが、クラブで結果を出せない以上は厳しい。

ここまでトゥールーズの最多得点者は、出番ゼロながらアルビレックス新潟に在籍していた経験を持つ26歳のブラジル人FWラファエル・ハットン、モロッコ代表FWザカリア・アブカウの2人で、ここまで3ゴールを記録。それを後方からコントロールするオランダ人MFブランコ・ファン・デン・ブーメンが4アシストを記録しており、彼らが攻撃の中心だ。

オナイウはこの前線争いに割って入れるだろうか。現在は昨季のチーム得点王リース・ヒーリーが負傷で長期離脱しており、オナイウとしてはチャンスだ。その状況でも出番がないとなれば厳しいが、リーグ・アンで待望の初ゴールはいつ生まれるか(データは『WhoScored』より)。

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