W杯直前に9番の位置で大ブレイク アヤックスで輝くガーナ代表のNewスター候補

アヤックスで輝き放つクドゥス photo/Getty Images

W杯でもヒーローになる可能性

残念ながら先日のチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節ではナポリに1-6のスコアで粉砕されてしまったが、今季もオランダの名門アヤックスはまずまずのパフォーマンスを見せている。

今夏にはFWセバスティアン・ハラーやMFライアン・グラフェンベルフなど主力を一部失っており、それを考えれば上手くカバーしている方だろう。

中でも序盤のサプライズとなったのは、22歳のFWモハメド・クドゥスだ。昨季まではセントラルMFや攻撃的MFの位置で起用される機会が多かったが、今季は最前線を任されている。偽9番のようにポジションを動かしながら攻撃に絡んでおり、この起用法が当たった。
昨季はリーグ戦1ゴール1アシストで終わったが、今季は8試合で早くも4ゴールを記録。チャンピオンズリーグでも3試合連続で得点を奪っており、ブライアン・ブロビーをベンチへ追いやる予想外の活躍だ。

嬉しくも戸惑っているのは、ガーナ代表だろう。以前から期待されてきたクドゥスは2019年に代表デビューを果たしているが、ガーナでも最前線に入ったケースは多くない。ガーナといえばワールドカップ・カタール大会でポルトガル、ウルグアイ、韓国と同じグループHに入っており、今の状態ならクドゥスが召集される可能性は極めて高い。あとはポジションだけだ。

ガーナの前線にはベテランのアンドレ・アイェウ、スペインのアスレティック・ビルバオでプレイするイニャキ・ウィリアムズがガーナ代表に入ってきており、センターフォワードのオプションは増えている。そこにクドゥスまで登場することになったわけだが、アヤックスでの活躍を考えれば最前線へ配置するのも悪くない。

ワールドカップ本番でもラッキーボーイ的存在になる可能性があり、ここまでかなり勢いに乗っている。この冬カタールで注目すべき選手の1人と言えそうだ。

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