ドイツ2部で“9試合3得点”と好調維持する日本代表SB 今季は未招集もW杯出場へ逆転でのメンバー入りはあるか

得点を重ねる室屋 photo/Getty Images

ハノーファーで主力となる室屋

日本代表は9月のシリーズでアメリカ代表、エクアドル代表とそれぞれ対戦して1勝1分で終えた。11月に開幕を控えたFIFAワールドカップに向けて最終調整に入っている段階だ。

そんな9月のメンバー入りは叶わなかったものの、一時期は日本代表の一員としてワールドカップの予選も戦った男の逆転での招集はあるのだろうか。ブンデスリーガ2部のハノーファーで主力として活躍する室屋成だ。

2020-21シーズンに加入してレギュラーをつかむ室屋は今季もスタメンに名を連ねており、ここまでリーグ戦で9試合に出場。第5節のマクデブルク戦で移籍後初得点を決めると、第9節のザントハウゼン戦、第10節ハンブルク戦でも2試合連続でゴールを記録するなど、すでに3ゴールを挙げている。
そんな室屋は独紙『Bild』にてW杯へ自身の思いを語った。9月シリーズでの2試合は「最後のオーディションだった」と悔しさを口にした室屋だが、「もちろんW杯出場は僕の夢なので、叶えば特別な時間になる。ここで良いパフォーマンスを続けていれば、将来また必ず声がかかると思っている」とハノーファーでの活躍を続ける意思を示した。

昨年行われたW杯のアジア最終予選にも選出され、出場していた室屋だが最終予選の終盤には選出外が増え、今年は未招集のまま。酒井宏樹や山根視来、長友佑都もプレイ可能な右サイドバックは熾烈な争いが続いており、ドイツで好調を維持する室屋もそこに加わりたいところだろう。

今季で3年目を迎えるハノーファーだが、「「ハノーファーでプレーするのは楽しいし、とても居心地がいい」と環境面でも非常に良好な様子。夢のW杯出場に向けてラストスパートにかける。

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