森保ジャパンの切り札にも? フランス1部昇格に貢献したオナイウに日本代表でも期待大

オナイウの代表復帰も楽しみだ photo/Getty Images

2点目を決めたオナイウ

リーグ・ドゥ第35節で首位のトゥールーズは、二オールと対戦。勝てば昇格が決定する重要な一戦を2-0で勝利し、1部昇格をつかんだ。決勝点を決めたのは、10試合ぶりの得点を記録したオナイウ阿道だ。

サブからのスタートだったオナイウだが、スコアレスで迎えた20分に1トップで先発出場したリース・ヒーリーが負傷交代。同じ位置にオナイウが入ると、その1分後にブレヒト・デヤーゲレが先制ゴールを挙げる。

さらに78分、カウンターから速攻を仕掛けると、右サイドからのクロスに鮮やかなダイビングヘッドでオナイウがゴールネットを揺らし、勝利を決定づけた。シーズン開幕頃は得点を量産していたオナイウだが、終盤戦にはなかなかゴールが奪えずにいた。10試合ぶりとなる今シーズン9得点目をマークし、歓喜の瞬間の中心に彼の姿があった。

トゥールーズでは中央だけでなくウイングも経験するなど、プレイの幅を広げたオナイウ。日本代表では3トップの中央に大迫勇也という絶対的な存在がいるが、彼が不在時は最前線で起点となれるFWがいない。さらに左ウイングにおいても、彼のようなタイプはいないため、選択肢としてはアリかもしれない。強さと技術力を武器とするオナイウが、最前線やウイングで森保ジャパンの切り札となる可能性は十分にある。

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