一度はバルサと契約解除の噂も 2戦連発で存在感を発揮するL・デ・ヨング

グラナダ戦で得点を決めたL・デ・ヨング photo/Getty Images

2戦連発中のストライカーがエースに?

今季期限付き移籍でバルセロナへと加入したルーク・デ・ヨング。マンチェスター・シティから加入したセルヒオ・アグエロとともにリオネル・メッシが抜けたバルサのエースとして期待が寄せられていた。

しかし期待とは裏腹に前線で起点となることができず、ゴールも決めきれない試合が続く。アグエロが引退を決断し、新たなエースを確保したいバルセロナはL・デ・ヨングのレンタルの契約を解除するという噂が挙がってしまうなど、一時は厳しい立場に置かれていた。

そんな状況下だったストライカーは、ここにきてチームで得点源として活躍を見せている。リーガ・エスパニョーラ第19節のマジョルカ戦で、この試合の決勝点となる今季2ゴール目を決めてチームの勝利に貢献。すると第20節のグラナダ戦でもゴールネットを揺らすなど、2試合連続ゴールを記録しておりチームで存在感を発揮している。

今季のバルセロナはシーズン途中からシャビ・エルナンデス監督の下で、原点回帰となるバルサスタイルの再構築を目指している。以前までは3トップの中央の選手が2列目に落ちて起点となるなど、ポゼッションに積極的に参加することが多かった。

現在はL・デ・ヨングがあまり中盤に下がらず、ゴール前でプレイする時間が増えていった。強靭なフィジカルとゴール前での迫力を見せるストライカーが相手のゴール付近でボールを触る期待が増えることで自身の持ち味が発揮できているのだろう。ダニエウ・アウベスが復帰したことで、サイドからの高精度のクロスも供給されるため、さらなる得点に期待が持てる。一度は退団の可能性もあったL・デ・ヨングだが、一気にチームのエースとして名乗りを上げるかもしれない。

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