いよいよ再開するJリーグ後半戦 首位川崎を止めるのはずばりマリノスか?

連勝中のマリノスが首位川崎の独走を止めるか photo/Getty Images

マリノスが川崎の連覇を止めるか

東京五輪もひと段落し、いよいよ再開となるJリーグ。現状では川崎フロンターレが首位を独走しており、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸が少し遠いが、王者を追い掛けている。

もっとも現実的に王者に追い付けるのはマリノスか。シーズン途中での監督交代というアクシデントがありながらも、先日のガンバ大阪戦ではケビン・マスカット新体制初の白星を挙げ、リーグ戦7連勝となった。これで勝ち点は49点となり首位川崎と9ポイント差となった。また、マリノスは現時点で未消化試合があるため、まだまだ分からないか。

そんなマリノスの強みは総合力の高さか。前述した川崎も総合力の高いチームだが、マリノスも彼らに負けないチーム力を誇っている。

攻撃面では後方からの豊富な組み立てパターンを武器にエウベル、仲川輝人、マルコス・ジュニオールらの個での突破が光る場面が多い。また、動き出しに強みを持っている選手が多く、前線が停滞する回数が少ないのが彼の良さだ。挙げればきりがないが、サイドバックが中央に入る偽サイドバックなど、欧州のトレンドも取り入れており、魅力的なサッカーを展開している。得点源であったオナイウ阿道の穴埋めが少し心配ではあるが、浦和レッズから杉本健勇を獲得し、人員不足を回避している。

守備では切り替えの速さを武器にショートカウンターに繋げるなど、チーム全体で意思統一ができている。また、敵陣に攻め込む際はサイドバックが高い位置を取るが、センターバックであるチアゴ・マルチンス、畠中慎之輔でリスク管理出来ており、攻守に弱みを見せていない。

このように攻守ともに充実しているマリノス。15日の大分トリニータ戦まで中2日の厳しい日程が続くが、ここで勝ち点を落とさないことが重要となる。

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