イングランドの戦いは一周回って“セクシー” シュート僅か27本でも勝った者が最強

ベスト16でドイツを破ったイングランド photo/Getty Images

退屈との評価が変わり始めてきた

イングランド代表の戦いは退屈だ。グループステージが始まった当初はそう言われてきたが、ここにきて評価が変わり始めている。

イングランドはグループステージからベスト16まで4試合戦い、4点しか奪っていない。シュート数は27本と少なく、あまりスペクタクルとは言えない。様々な意味でイングランドらしい戦いと感じたファンもいるだろう。

しかし、ベスト16でドイツ代表を2-0で撃破したことで評価が一変。4試合通して失点をゼロに抑えていることもあり、安定感抜群のチームと言われ始めている。ビッグチャンスを作ることは少ないが、危ないシーンを作られる機会も少ないのだ。

英『90min』は、「慎重な戦いは新しいセクシーだ」と取り上げている。4試合合わせた360分にわたって創造性に欠けていると厳しい指摘はあるものの、イングランドは勝っている。勝ち上がりさえすれば文句を言われる筋合いもあるまい。

聖地ウェンブリーの観衆を味方につけ、イングランドは最大の障壁と思われたドイツとのベスト16をクリアした。ベスト8ではウクライナ代表との対戦だが、ドイツに比べれば明らかに格下だ。退屈な戦いになるかもしれないが、今のイングランドの守備が大きく崩れる姿は想像しづらい。

そしてベスト4ではチェコ代表VSデンマーク代表の勝者と対戦することになっており、こちらもイングランドの方が力は上と考えていい。チェコとはグループステージでも対戦し、渋く1-0で勝っている。

英『BBC』にて、元イングランド代表FWアラン・シアラー氏は「イングランドはこれまでにないEURO制覇のチャンスを迎えている」とコメントしている。ドイツを撃破したことで道は開け、ファイナルまでの道筋が見えてきた。

準決勝からは再びウェンブリーで戦えることもあり、ホームアドバンテージも大きなプラスだ。ついにイングランドが頂点に立つ時がきたのか。内容はどうあれ、勝った者が最強だ。

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