“6年後”にW杯制覇を目指せる集団へ アメリカの若き逸材が続々A代表デビュー

アメリカ代表デビューを果たしたムサ photo/Getty Images

一気に6人がデビュー

12日にウェールズ代表との親善試合をおこなったアメリカ代表は、枠内シュートを1本しか放てずスコアレスドローに終わってしまった。結果は物足りないものだったが、今回の一戦が持つ意味は大きい。今後のアメリカサッカー界を背負って立つであろう若手が続々とデビューを飾ったからだ。

その数何と6人だ。まず1人目はバレンシアで定位置を確保している17歳のMFユヌス・ムサで、17歳ながらいきなりスタメン出場を果たした。ムサは世代別イングランド代表でプレイしてきたが、A代表ではアメリカを選択することになった。

同じ17歳ではドルトムントMFジョバンニ・レイナも代表デビューを果たした。チェルシー所属FWクリスティアン・プリシッチとともにアメリカサッカー界を引っ張ってほしい逸材で、次世代のエース候補だ。2022年カタールワールドカップを目指すアメリカ代表でもすぐに戦力となるだろう。
さらにバルセロナのBチームで奮闘する19歳FWコンラッド・デ・ラ・フエンテもウェールズ戦でデビュー。バルセロナのトップチーム定着へ期待がかかっており、プリシッチ、レイナとともに攻撃を引っ張れるだけの能力は備えている。

他にもブラジルのインテルナシオナルで経験を積んできた19歳のMFジョニー・カルドーソ、ウォルバーハンプトンでの定位置確保を目指す19歳のMFオーウェン・オタソヴィー、フランス2部のカーンに所属する20歳FWニコラス・ジョアッキーニが途中出場から代表デビューを飾っている。

アメリカはカナダ、メキシコと共同開催予定となっている2026年のワールドカップに照準を合わせており、今回デビューした6人も6年後のワールドカップを見据えているに違いない。プリシッチやバルセロナDFセルジーニョ・デストらも6年後にはさらなる進化を遂げているはずで、2026年大会ではアメリカも優勝候補の一角となるかもしれない。

もちろん2022年大会も上位進出を目指すはずだが、最終目標が2026年大会にあるのは間違いない。6年後のの大成功へ向け、アメリカは着々と動いている。

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