いつかポルトガル代表へ返り咲く インテルで10番も背負った男の挑戦

今季はスポルティングでプレイするJ・マリオ photo/Getty Images

EURO2016優勝に貢献したMF

2016年夏に4000万ユーロ(約50億円)もの移籍金でインテルに加入し、2017-18シーズンには背番号10も託されながら、イタリアで思うような時間を過ごせなかった中盤戦士。そう聞けば、ネッラズーリのファンは誰もが一人の選手を思い浮かべることだろう。MFジョアン・マリオだ。

この4000万ユーロという金額は、2019年夏にマンチェスター・ユナイテッドからFWロメル・ルカクを6500万ユーロ(約80億円)で獲得するまで、インテルのクラブ史上最高額となる移籍金だった。加えて、移籍成立直前に開催されたEURO2016では全試合に出場してポルトガル代表を優勝に導いたとあって、当時J・マリオのイタリアにおける大活躍を期待していた人も多かったことだろう。

しかし、結果としてJ・マリオのインテルにおける時間は厳しいものとなった。インテルでは計2シーズン半プレイして69試合に出場したものの、起用法は安定せず。プレイタイムが安定しないことに対して、同選手が不満を述べることもしばしばだった。結局、ウェストハムやロコモティフ・モスクワなどへのレンタルを経て、今季の彼はインテル移籍前に在籍していたスポルティングCPにローンで復帰している。

周囲からしてみれば、失意の古巣帰還。しかし、J・マリオはこのレンタル移籍をかなり前向きに捉えているようだ。伊『calciomercato』によると、同選手はポルトガル代表復帰を狙うためにもスポルティングへの復帰には満足していると語る。

「ポルトガル代表は現在、世界最高のナショナルチームのひとつだ。そんなチームに加わるるのは決して簡単なことじゃない。でも、僕はあの場所に戻れるようにスポルティングでプレイの改善に取り組み続けたいと思っているよ。そのためには、並大抵の努力では足りない。全身全霊をもって、一生懸命戦い続けたいと思う。スポルティング復帰を選んだのは、まさにこの代表復帰という願いがあったからなのさ。1日も早くあそこに戻りたい。そのためにスポルティングほど良いクラブはなかったんだ」

2019年10月に行われたカタールW杯欧州予選のウクライナ戦以来、ポルトガル代表からは遠ざかっているJ・マリオ。代表復帰の夢を実現させるためにも、勝手知ったる古巣は最高の環境だったと同選手は話している。

インテルでは少し難しい時間を過ごしたJ・マリオだが、はたしてこの27歳は母国で復活を果たすことができるか。今季はここまでスポルティングで4試合に出場している同選手。ポテンシャルは確かなだけに、居場所を見つけることさえできればこのMFは再び輝き始めるかもしれない。

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