快速FW宮市亮といえば2010年の冬にアーセナルへ移籍し、日本でも大きな話題を呼んだプレイヤーだ。ただ、宮市はアーセナルで活躍できたわけではない。どちらかといえば、2011年1月にレンタル移籍したオランダ・フェイエノールトでの印象を強く抱いているサッカーファンが多いはずだ。
フェイエノールトで宮市は自慢のスピードを遺憾なく発揮し、オランダ国内でも突破力は高い評価を得ていた。では、宮市がもう1つオランダのクラブでプレイしていたことは覚えているだろうか。
2014年9月にレンタル移籍したトゥエンテだ。トゥエンテでは目立った結果を残せなかったため、宮市がトゥエンテでプレイしていたことを忘れていた人もいるかもしれない。
そんなトゥエンテ生活の際に宮市は1人の天才アタッカーとチームメイトになっている。宮市と同じ2014年夏にヘーレンフェーンからやってきたMFハキム・ツィエクである。
ツィエクといえば現在アヤックスで活躍するモロッコ代表の天才レフティーで、今やビッグクラブが目をつける逸材へと成長を遂げている。オランダ『Voetbal Primeur』が宮市のコメントを紹介しているが、宮市もツィエクの技術に度肝を抜かれたというのだ。
「おー、なんて選手だと思いましたよ。彼はレアル・マドリードでプレイすべきだと思った」
ツィエクはトゥエンテでエースとなり、2015-16シーズンにはリーグ戦だけで17得点を記録。2016年夏にはアヤックスへとステップアップを果たし、天才レフティーと世界から認められる存在になった。
ツィエクはアヤックスの一員として昨季チャンピオンズリーグでレアルを撃破しており、レアルのようなビッグクラブでも通用するだけの技術は備えているはずだ。宮市が抱いたファーストインプレッションも間違いではなかったようだ。
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