今季のリヴァプールは絶好調だが、数少ない弱点の1つとされているのが創造性豊かな攻撃的MFの不在だ。MFフィリペ・コウチーニョの代役となるような選手を獲得していないため、リヴァプールの中盤にはチャンスメイクを連発するような選手はいない。
コウチーニョが残っていればと考えるサポーターもいるかもしれないが、英『HITC』はリヴァプールを離れたもう1人の攻撃的MFにスポットを当てている。
2016年夏にリヴァプールがラツィオへ400万ユーロの移籍金で手放したMFルイス・アルベルトである。ルイス・アルベルトはリヴァプールで結果を残すことができず、マラガ、デポルティーボとレンタル移籍を続けた末にラツィオへ完全移籍することになった。そんなルイス・アルベルトがセリエAで覚醒の時を迎えているのだ。
ラツィオは現在リーグ戦でアタランタに次いで2番目に多い36得点を挙げている超攻撃的なチームで、ルイス・アルベルトはそのチームで12のアシストを記録しているのだ。これはセリエAアシストランク首位を独走する数字だ。
アシストでは2017-18シーズンに記録したセリエA13アシストがルイス・アルベルトのキャリアハイとなっているため、その数字に残り1つのところまで近づいているのだ。
同メディアもルイス・アルベルトを売却した当時のリヴァプールの決定を批判するのは難しいと伝えており、ルイス・アルベルトがここまで伸びるとはサポーターも想像していなかったかもしれない。
ラツィオではセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチらと完成度の高い中盤を築いており、仮にルイス・アルベルトが今のリヴァプールにいれば攻撃はさらにグレードアップしていたことだろう。今やルイス・アルベルトはコウチーニョにも負けぬ欧州トップクラスのチャンスメイカーの1人と言ってよさそうだ。
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