「レアル・マドリードには計画がある。成功するかは分からないが、彼らには計画がある」
こう紹介したのは、スペイン『MARCA』のファンマ・ロドリゲス記者だ。ここでいう計画とは、ずばり若手育成路線のことを指す。近年のレアルは積極的に若手獲得へ動いており、数年後の成功に賭けている。
最初に紹介されたのはレアル・ソシエダにレンタル移籍している20歳のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーで、レアルはウーデゴーをヘーレンフェーン、フィテッセ、レアル・ソシエダとレンタル移籍させながら辛抱強く見守ってきた。今季はリーガ・エスパニョーラの舞台でも力が通用することを証明し始めており、レアルの「計画」において大きな一歩だ。
もちろんマジョルカにレンタル移籍している日本代表MF久保建英もその計画に含まれている。
「レアルのプランには久保もいる。久保はマジョルカでPKを獲得するなど才能を証明している。彼がボールを持った時にはスタンドのファンが興奮している」
久保についてはこのように伝えられており、他にもアーセナルにレンタル移籍しているMFダニ・セバージョス、セビージャにレンタル移籍しているDFセルヒオ・レギロン、ウォルバーハンプトンにレンタル移籍しているDFヘスス・バジェホ、久保と同じ18歳のブラジル人FWロドリゴ・ゴエス、すでにレアルで結果を残しているブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールなど、数年後に化ける可能性がある若手が揃っている。
「サンティアゴ・ベルナベウでプレイすること以上にハッピーになることはない」と締め括られているが、彼ら若手のうち何人がこの計画に応えられるのだろうか。今のレアルはベテラン選手も目立っており、どこかのタイミングで世代交代が必要となる。久保もこの計画の一員として期待されているわけだが、数年後にこの計画が成功を迎えるのか楽しみだ。
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