現地時間17日に行われるチャンピオンズリーグ・グループリーグ第1節でバレンシアと対戦するチェルシー。FIFAから補強禁止処分を受ける中、若手選手中心の構成で今季に臨んでいる彼らだが、欧州の舞台でどこまで勝ち上がる事ができるのか。
ここ数試合でMFメイソン・マウントやFWタミー・アブラハムがトップレベルでも通用することは次第にわかってきた。攻撃陣の心配はさほどいらないだろう。しかし、守備陣には多少の不安が残る。今季これまで戦ったプレミアリーグで、彼らはすでに11もの失点を喫しているのだ。これはリーグワースト2位の数字。5試合を戦って未だクリーンシートを達成できていないのは大きな不安材料と言えるだろう。
守護神もこの状況には危機感を覚えているようだ。英『Football London』によると、バレンシア戦前の会見に出席したGKケパ・アリサバラガが自軍の守備に言及している。
「みんなの言う通り、僕らは得点こそ奪っているけれど、今季未だにクリーンシートを達成できていない。GKだけでなく、チーム全体がそれを真剣に考えなければいけないね。なにせ開幕から5試合もこの状態が続いているんだから。これはチーム全体として成し遂げたい事だ。無失点で切り抜ける事が出来れば、試合に勝つのはずっと簡単になる。去年はもう少しクリーンシートが多かった。でも、もしあのままのチームだったとしてもあまり状況は変わらなかったと思うよ」
もし若手中心のチームで臨まなかったとしても、今季失点が多くなることに変わりはなかったと主張したケパ。彼は昨季から自軍の守備に何か感じるものがあったのだろうか。
とはいえ、この後ケパは若手主体のチームに希望を感じているともコメントしている。はたして、これから若きチェルシーは欧州の舞台で経験を積み強固な守備網を築き上げる事ができるのか。いくら得点を奪っても、それ以上失点してしまっては勝利を手にすることができないだけに早急に改善に取り組みたいところだ。
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