今大会屈指の好カード
15日にコパ・アメリカのグループB第1節が行われ、アルゼンチン代表とコロンビア代表が合間見えた。
アルゼンチン代表のスタメンにはFWリオネル・メッシやFWセルヒオ・アグエロ、MFアンヘル・ディ・マリアが、コロンビア代表にはMFハメス・ロドリゲスやFWラダメル・ファルカオ、MFフアン・クアドラードが名を連ねており、豪華メンバーが揃っている。
今大会屈指の好カードとなったが、序盤にコロンビアにアクシデントが襲う。ルイス・ムニエルが負傷し、14分にロヘル・マルティネスとの交代を余儀なくされてしまったのだ。ただ、コロンビアに動揺はなく、アルゼンチンとともに激しい球際での戦いを披露。両チームが一歩も譲らず、前半はスコアレスで折り返している。
後半に入ると、アルゼンチンはディ・マリアに代えてロドリゴ・デ・パウルを投入。先制点を奪うべく、チームに変化を加える。すると、徐々に試合の流れをつかみ、66分にはアグエロのクロスにニコラス・オタメンディが頭で合わせるも、相手守護神ダビド・オスピナの右手1本の好セーブに阻まれる。こぼれ球にメッシが反応するも、このシュートもゴール右へ外れた。
そして71分、ついに均衡が破れる。先制したのは後半主導権を握っていたアルゼンチンではなく、コロンビアだった。左サイドでボールを受けたロヘル・マルティネスが中へ切り込み、ペナルティエリア左の位置から右足一閃。思い切って狙ったシュートは、右サイドネットに突き刺さった。
さらにコロンビアは86分、途中出場を果たしたドゥバン・サパタが左からのクロスを、スライディングをしながら右足で合わせ、勝利を手繰り寄せる2点目のゴールを決めた。試合はこのまま終了し、コロンビアが2-0でアルゼンチンを撃破。見事白星発進を決めている。
[スコア]
コロンビア 2-0 アルゼンチン
[得点者]
コロンビア:ロヘル・マルティネス(71)、ドゥバン・サパタ(86)
[スターティングメンバー]
アルゼンチン:アルマーニ、タグリアフィコ、ペッセージャ、オタメンディ、サラビア、ロ・チェルソ、パレデズ、ギド・ロドリゲス(→ピサーロ 67)、ディ・マリア(→デ・パウル 46)、アグエロ(→スアレス 79)、メッシ
コロンビア:オスピナ、メディーナ、サンチェス、ミナ、テージョ、バリオス、ハメス、クアドラード(→レルマ 64)、ウリベ、ファルカオ(→ドゥバン・サパタ 81)、ムリエル(→ロヘル・マルティネス 14)