公式戦4連敗で正念場のリヴァプール指揮官 識者「彼にはレアル・マドリードの監督のような仕事が必要」

リヴァプールのアルネ・スロット監督 photo/Getty Images

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今夏大型補強も不振

リヴァプールは19日(現地時間)に行われたプレミアリーグ第7節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、1-2で敗れた。これで公式戦4連敗。イングランドのナショナルダービーとも呼ばれる伝統の一戦で宿敵相手に敗れたことよりも、急に勝てなくなったチームにサポーターは不安と不満を募らせている。

リヴァプールのOBであるジェイミー・キャラガー氏は、リヴァプールが現在の不振から抜け出すためのキーマンはアルネ・スロット監督だと見ている。ユルゲン・クロップ前監督の後任として昨シーズンから指揮を執る現指揮官には、自身のフィロソフィーに則ってシステムや選手起用を考えるのではなく、現有戦力の特徴に合わせて最適解を見つける仕事が必要だとキャラガー氏は主張している。

「リヴァプールは今年夏の移籍市場でベストプレイヤーを獲得した。マーケットに出ていた中でアレクサンデル・イサクは恐らく最高のストライカーだったし、フロリアン・ヴィルツは最高のゲームメイカーだった。今のスロットには、ビセンテ・デル・ボスケやカルロ・アンチェロッティといったレアル・マドリードの監督のような仕事が必要になっている。トップレベルのチームを手に入れたのだから、彼はそのチームをしっかりと機能させなければならない」(イギリスメディア『Sky Sports』)
「スロットのやるべきことは、選手達を彼の好むシステムに合わせることではない。彼は組織として機能し、さらに選手達からベストパフォーマンスを引き出せるようにチームを構成しなければならない」

リヴァプールは22日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節でフランクフルトと対戦する。この試合にも敗れれば1953年9月以来の公式戦5連敗となり、スロット監督の進退問題が取り沙汰されるようになる可能性もある。

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