モウリーニョ、ガリアーニ、ブッフォンがインテル、ミラン、ユヴェントスのライバル関係について語る 「インテルとユヴェントスの関係は必ずしも良いものではなかった」

イタリアサッカー界を支えてきたブッフォン photo/Getty Images

三強時代を振り返る

1990年代から2000年代にかけてセリエAはACミラン、インテル、ユヴェントスを中心にしのぎを削る激戦を繰り広げてきた。『 Corriere dello Sport』紙の創刊100周年を祝うイベントでインテルの元監督であるジョゼ・モウリーニョ氏、ACミラン元CEOのアドリアーノ・ガリアーニ氏、そしてユヴェントスの伝説的GKであるジャンルイージ・ブッフォン氏が当時を振り返る対談を行った。

ガリアーニ氏はミラン時代の経験について「ジョゼ・モウリーニョに敵対意識をもったことは一度もない。私は彼を尊敬していたし、お互いにそう思っていたと願っているよ」とコメント。一方モウリーニョ氏は「インテル時代、ミラン戦に勝ったことも負けたこともいつも覚えている。しかし、ガリアーニと(シルヴィオ)・ベルルスコーニはいつもロッカールームに来て私たちを祝福してくれたから、私はアドリアーノをとても尊敬している」と返答。

当時のライバル関係を思い出すと美辞麗句にも聞こえるコメントをインテルとミランの”代表”が残した中で、当時ピッチ上で戦ってきたブッフォン氏は「インテルとユベントスの関係は必ずしも良いものではなかった」と振り返った。

「当時、我々(ユヴェントス)は彼らを殺してやりたいと思って試合に臨んでいたんだ。そのあとジョゼと会う機会があって、彼と冗談を言いあったり、(今では)彼を憎むことができないというメッセージを伝えたりしたよ」

ユヴェントスの守護神からでたその正直なコメントに対して、モウリーニョは「たとえ当時(カルチョ・スキャンダル後の)セリエBから戻ってきたとしても、私は常にユーヴェをユーヴェとして見てきた。そしてジジ(ブッフォン)は常に最高のGKの一人だったね」とした。

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